戦争はなぜ繰り返されるのか?利益と犠牲の構造から読み解く悲劇の連鎖

歴史:戦争

nariです🙋

2025年8月3日 公開

繰り返される悲劇の背景にあるもの

私は、8月6日の原爆で被爆した祖母を持つ、広島市に住む被爆3世です。

ふとした事から「戦争とは」と考えた時、なぜ起こるのか? 誰がそれを望み、誰が傷つくのか?国のため」「国民の安全保障」そんな旗のもとに戦争は始まります。しかし、その実態はもっと複雑で、もっと冷酷です。

本記事では、戦争の構造を「誰が得をし、誰が犠牲になるのか」という視点から紐解きます。そして、破壊の記憶を通じて、私たち自身が何を選び取るべきなのかを問い直します。

戦争は誰のために起こるのか?

権力者の思惑

国家の指導者たちは、権力の維持や拡張のために戦争を仕掛けます。国民の不満を外敵へ転化することで、国内の結束を図る手段にもなります。

特定の利益集団

  • 軍需産業:武器の需要増加で莫大な利益を獲得
  • 資源関連企業:石油・鉱物などの資源独占が可能に
  • 金融資本:戦費提供や復興支援事業で利益を吸収

民族・宗教的集団

民族間の対立、宗教的価値観の衝突は、しばしば戦争の引き金になります。自己のアイデンティティを守るため、または他者に強制するために、武力が用いられるのです。

戦争は誰が引き起こすのか?

戦争は一人の意思で始まるものではありません。複数の勢力が絡み合いながら、「戦争を望む構造」を形成します。

  • 国家の指導者と軍部:軍拡競争や軍部の影響が決定に影を落とす
  • 情報操作に踊らされる国民:プロパガンダにより「戦争は正義」と信じ込む
  • 利益を追う経済勢力:武器商人・投機家などが水面下で動く

誰が得をするのか?

戦争で利益を得るのは、戦場の外側にいる少数の人々です。彼らは、戦争によって莫大な利益を手にします。

その一方、命を失うのは前線に送り込まれた若者たちであり、生活基盤を破壊されるのは一般市民です。

戦争のあとに残るもの

戦争が終わったあとに残るのは、わずかな勝利の報酬ではなく、果てしない破壊と喪失です。

  • 都市の瓦礫:建物、インフラ、公共機関が破壊される
  • 地雷・不発弾:長期にわたって生活を脅かす危険物
  • 心の傷:トラウマ、PTSD、世代を超えた精神的被害
  • 社会の分断:憎悪、不信、分裂による社会的混乱
  • 失われた未来:若者の死がもたらす世代の空白と可能性の喪失

復興には数十年を要し、記憶と向き合うことでしか、再び希望を築くことはできないのです。

私たちは何を選ぶべきか?

戦争の構造を理解すること。それは、私たちが「無関心という名の加担者」とならないための第一歩です。

戦争の犠牲になる人々が、本当にそれを望んだだろうか?

この問いを胸に、私たちは過去の記憶に向き合い、「繰り返さない」と決意する必要があります。戦争の裏にある利益と犠牲の構造を暴き、未来への選択に責任を持つ。それこそが、私たちが今できる最も切実な行動ではないでしょうか。

終わりに

この構造が明確になるほどに、私たちは「知ること」の重みを感じます。そして同時に、「語り継ぐこと」「記憶すること」こそが平和への小さな一歩であると実感するのです。

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