終戦日 昭和天皇 玉音放送の全文『現代仮名遣い・ひらがな・常用漢字訳』と『現代語訳』

はてなブログ初期記事

nariです🙋

2024年8月16日 公開

ここでは、昭和天皇の、おことばを現代仮名遣い・ひらがな・常用漢字訳』と『現代語訳』に分けて、変換した文章を載せています。

≡ もくじ ≡

昭和天皇の おことば【現代仮名遣い・ひらがな・常用漢字訳】

現代仮名遣い・ひらがな・常用漢字

朕(ちん)深く世界の大勢と帝国の現状とに鑑み非常の措置を以て時局を収拾せんと欲し茲に忠良なる爾臣民に告ぐ

朕は帝国政府をして米英支蘇四国に対し其の共同宣言を受諾する旨通告せしめたり

抑々帝国臣民の康寧を図り万邦共栄の楽を偕にするは皇祖皇宗の遺範にして朕の拳々措かざる所

曩に米英二国に宣戦せる所以も亦実に帝国の自存と東亜の安定とを庶幾するに出でて他国の主権を排し領土を侵すが如きは固より朕が志にあらず

然るに交戦已に四歳を閲し朕が陸海将兵の勇戦朕が百僚有司の励精朕が一億衆庶の奉公各々最善を尽くせるに拘らず戦局必ずしも好転せず世界の大勢亦我に利あらず

加之敵は新に残虐なる爆弾を使用して頻に無辜を殺傷し惨害の及ぶ所真に測るべからざるに至る

而も尚交戦を継続せむか終に我が民族の滅亡を招来するのみならず延て人類の文明をも破却すべし

斯くの如くむは朕何を以てか億兆の赤子を保し皇祖皇宗の神霊に謝せむや

是れ朕が帝国政府をして共同宣言に応ぜしむるに至れる所以なり

朕は帝国と共に終始東亜の解放に協力せる諸盟邦に対し遺憾の意を表せざるを得ず

帝国臣民にして戦陣に死し職域に殉し非命に斃れたる者及びその遺族に思を致せば五内為に裂く

且つ戦傷を負ひ家財を失ひたる者の厚遇に至りては朕の深く軫念する所なり

惟ふに今後帝国の受くべき苦難は固より尋常にあらず

爾臣民の衷情も朕善く之を知る

然れども朕は時運の趨く所堪へ難きを堪へ忍び難きを忍び以て万世の為に太平を開かんと欲す

朕は茲に国体を護持し得て忠良なる爾臣民の赤誠に信倚し常に爾臣民と共に在り

若し夫れ情の激する所濫に事端を滋くし或は同胞排擠互に時局を乱り為に大道を誤り信義を世界に失ふが如きは朕最も之を戒む

宜しく挙国一家子孫相伝へ確に神州の不磨の偉業を信じ任重くして道遠きを念ひ総力を将来の建設に傾け道義を篤くし志操を鞏くし誓つて国体の精華を発揚し世界の進運に後れざらむことを期すべし

爾臣民其れ克く朕が意を体せよ

昭和天皇の おことば【現代語訳】

現代語訳

私は、世界の情勢と帝国の現状を考慮し、非常の措置をもってこの事態を収拾しようと決意しました。ここに忠良なる臣民に告げます。

私は帝国政府に対し、米英中ソ四国の共同宣言を受諾する旨を通告させました。

帝国臣民の安寧を図り、万邦共栄の楽しみを共にすることは、皇祖皇宗の遺訓であり、私の常に心がけてきたことです。

米英二国に宣戦した理由も、帝国の自存と東アジアの安定を願ってのことでした。他国の主権を侵し、領土を奪うことは、私の志ではありませんでした。

しかし、戦争はすでに四年を経過し、陸海軍の将兵の勇戦、百官の努力、国民の奉公にもかかわらず、戦局は必ずしも好転せず、世界の情勢も我々に有利ではありません。

さらに、敵は新たに残虐な爆弾を使用し、無辜の人々を殺傷し、その惨害は計り知れません。

このまま戦争を続ければ、我が民族の滅亡を招くだけでなく、人類の文明をも破壊することになります。

このような状況で、私はどうして億兆の赤子を守り、皇祖皇宗の神霊に謝罪できるでしょうか。

これが、私が帝国政府に共同宣言を受諾させた理由です。

私は帝国と共に東アジアの解放に協力してきた諸盟邦に対し、遺憾の意を表さざるを得ません。

帝国臣民の中で戦死し、職務に殉じ、非命に倒れた者及びその遺族を思うと、心が痛みます。

また、戦傷を負い、家財を失った者への厚遇についても、私は深く心を痛めています。

今後、帝国が受ける苦難は尋常ではありません。臣民の心情も私はよく理解しています。

しかし、私は時運の趨くところ、堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、万世のために太平を開こうと決意しました。

私はここに国体を護持し、忠良なる臣民の真心を信頼し、常に臣民と共にあります。

もし、感情の激するところから事端を増やし、同胞を排斥し、時局を乱し、大道を誤り、信義を世界に失うようなことがあれば、私はこれを最も戒めます。

国を挙げて一家となり、子孫に伝え、神州の不磨の偉業を信じ、任重くして道遠きを念い、総力を将来の建設に傾け、道義を厚くし、志操を固くし、誓って国体の精華を発揚し、世界の進運に後れを取らないことを期してください。

臣民よ、私の意をよく理解してください。

以上です。

最後まで観覧してもらい有難うございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました